楊戩(ようせん)
宋朝高官の一人。体制側の立場から梁山泊との間接的な関わりを持つ人物。
第3巻「輪舞の章」
第6章 地好の星
禁軍の将軍の一人として名前が登場する。青蓮寺が立案した、梁山泊を島から引きずり出して殲滅するための囮作戦において、前線で攻撃を仕掛けさせる指揮官候補の一人として検討される。
第9巻「嵐翠の章」
第4章 地走の星
三万の禁軍を率いて流花寨へと進軍し、梁山泊軍の本隊を南へ誘き出すための巨大な囮としての役割を果たす。史進や林冲の旗を掲げた騎馬隊による執拗な挑発を受けても、岩のように堅固な陣形を崩さず、徹底して防衛に徹する冷静な指揮を見せる。
第5章 地暗の星
梁山泊軍が北の戦線へ引き返したのを見届けると、深追いすることなく悠然と軍を退き、その真の狙いが敵主力の足止めであったことを証明する。
第12巻「天地の章」
第4章 地蔵の星
禁軍の有力な将軍として趙安の分析に登場する。一定の調練は積んでいるとされるが、その真の軍事的能力については趙安ですら「測り難い」と評する不透明な存在として記されている。