童威(どうい)

李俊の配下として水軍を支える機動力のある武将。情報収集と部隊編成に長け、水陸両方での行動力を持つ。誠実な気性で、危機的状況でも冷静に行動できる胆力がある。

第4巻「道蛇の章」

第4章 天寿の星

李俊の忠実な部下として闇塩の輸送を担い、取引現場では伏兵を警戒する鋭さを見せる。宋江の捕縛を狙う役人たちを欺くため、十日間にわたり各地を巡って偽の情報を流し、追手を翻弄する任務を完遂する。李俊の叛乱開始に伴い、既存の商売を太湖の同志へ引き継ぐ調整を進めつつ、兄とともに李俊の背後を固める。

第5巻「玄武の章」

第1章 地進の星

江州郊外で一万の官軍が宋江を捕らえようと動くのを察知し、李俊に知らせるために山を越えて激走する。李俊の山寨に辿り着いた後は、続々と集まる叛徒たちを部隊へと編成する実務を担う。その後、穆春と共に一千余の兵を引き連れて江州へと向かう。

第3章 地会の星

江州の城郭に野菜売りに化けて潜入し、騒ぎを起こして官軍を攪乱する。官軍の堅陣を崩すために決死隊として敵中に踏み止まり、公孫勝や林冲の援護を得てついに敵陣を突き破る。江州を制圧した後は、李俊らと共に軍船を焼き払うための油を運ぶ作業を指揮する。

第6巻「烈火の章」

第2章 地文の星

二竜山において林冲の苛烈な調練に反発し、双子の弟である童猛とともに林冲に挑むが、その場で返り討ちに遭い打ち据えられる。その後、新参者として二竜山の指揮を執りに来た秦明と対面し、実力至上主義の立場から新総隊長の力量を見定める。林冲が梁山泊へ戻る際の送別の宴にも出席し、新たな体制への移行を見届ける。

第7巻「烈火の章」

第5章 地賊の星

梁山泊の聚義庁で開かれた全山軍議に出席し、祝家荘に潜む「荘軍」の脅威を共有する。阮三兄弟や張順らとともに水軍の防衛線を構築し、独竜岡攻略に向けた湖上の封鎖任務にあたる。志を同じくする将領たちとともに、宋という国家そのものに立ち向かう決意を新たにし、鬨の声を上げる。

第8巻「青龍の章」

第3章 天富の星

李俊の指揮下で騎馬隊三百を率い、宿元景の五千騎を分散させるための命がけの攪乱作戦に従事する。乱戦の中で梁山泊軍が押し潰されるのを防ぐため、自ら血路を開こうとして果敢に闘い、戦死を遂げる。