蔣敬(しょうけい)

梁山泊の経理・財務を担う数字の達人。精密な計算力と記録能力で組織の物資管理を一手に引き受ける。冷静で几帳面な性格が大規模組織の運営を縁の下で支えている。

第2巻「替天の章」

第4章 天間の星

裴宣に師事する青年として登場し、驚異的な計算能力を持ちながらも渭州の牢城に投獄されていた過去を持つ。牢城の内部構造を詳細な図面にして晁蓋に提供し、目標とする囚人の救出作戦に大きく寄与した。作戦後は北京大名府の盧俊義のもとへ送られ、組織の財政を支える重要な任務を任されることとなる。

第8章 地魔の星

梁山泊に入り、新設された文治省にて兵糧庫や銭倉の管理を担当し、複雑な数字を正確に扱う能力を嬉々として発揮した。

第3巻「輪舞の章」

第3章 天機の星

梁山泊の「文治省」で兵糧庫の管理と計算事務を担当する。組織が巨大化する中で、厖大な兵糧や物資の出納を正確に管理し、軍の基盤を支える。梁山泊が二年分以上の食糧を備蓄し、自給自足の体制を整える上で重要な役割を果たす。

第5巻「玄武の章」

第3章 地会の星

梁山泊の金銭出納や倉庫管理を担い呉用を支えるが、二竜山の物資管理刷新のために現地へ派遣される。安丘で商人という仮面を被り、官軍の目を盗んで武器や軍需物資を二竜山へ運び込む巧妙な物流網を構築する。

第4章 地空の星

二竜山の急峻な地形を利用した堅固な石積みの倉を新設し、物資の計数管理を徹底することで軍としての規律を向上させる。安丘で済仁美や馬桂と接しながら青蓮寺を欺くための囮の塩の道まで用意し、物流の面から梁山泊の闘いを支える。楊志の死後は直ちに山寨へ駆けつけ、石秀と連携して攻囲軍への対策や外部勢力への連絡に奔走する。

第6巻「烈火の章」

第2章 地文の星

二竜山と桃花山の物資担当として、梁山泊に倣った売店の設置や、南から来た移住者の受け入れ準備を指揮する。幼い楊令を対等な男として容赦なく鍛え上げる林冲に対し、子供としての情愛を持って接するよう助言を行う。

第4章 天猛の星

三山を結ぶ巨大な要塞網の建設に際し、李立とともに物資の調達や各山への分配を担い、長期戦に備えた兵站の基盤を支える。

第7巻「烈火の章」

第3章 地周の星

二竜山の物資担当として、梁山泊から送られてくる資金や兵糧の配分を管理し、拠点の自給自足体制を構築する実務にあたる。

第5章 地賊の星

官軍の屯田による兵站強化に対抗し、二竜山における武器の調達や備蓄を安定させ、長期戦に耐えうる供給網の維持に努める。

第8巻「青龍の章」

第2章 地異の星

二竜山の物資調達を担当し、新たに合流した青州軍六百名の生活基盤や軍備を整える。山寨内の店や物資供給を円滑に機能させ、兵たちが梁山泊独自の銭を使ってゆとりを持って暮らせるよう運営を支える。

第9巻「嵐翠の章」

第4章 地走の星

二竜山の兵站責任者に任命され、解珍や秦明とともに軍の基盤強化に奔走する。負傷兵のための工房設置や鍛冶職人の増員といった具体的な方策を打ち出し、事務方としての優れた手腕を発揮する。また、兵站に関する問題を自ら解決できるよう努め、秦明ら指揮官からの深い信頼を得る。

第11巻「天地の章」

第1章 地然の星

二竜山にて解珍と共に梁山泊の補給に頼らない自給自足体制の確立に奔走し、革製品の加工や物流の整備を担う。

第12巻「天地の章」

第1章 地健の星

二竜山の上級将校として、秦明らと共に梁山泊の緊急招集に応じた。晁蓋の死を悼む儀式に参列し、聚義庁の前に掲げられた将校たちの名札の中に、自らの名前を確認した。