孔明(こうめい)
孔亮の兄で元山賊出身。素直な気性で学ぶことへの意欲があり、仲間の中では比較的温和な性格の持ち主。弟と共に梁山泊に加わり与えられた任務を誠実にこなす。
第2巻「替天の章」
第5章 地耗の星
青州軍の下級将校であり、孔亮の兄である。花栄の命を受け、生辰綱を奪う計画を成功させるため、副官として楊志の輸送隊に潜入した。黄泥岡では毒入りの水を飲むふりをして楊志を油断させ、財物を奪った後に軍を去ることを宣言した。
第3巻「輪舞の章」
第1章 地稽の星
かつて北京大名府から贈られた生辰綱の護衛をしていたが、輸送隊長の楊志を裏切り、財物を奪った一味に加わった過去が語られる。
第2章 天慧の星
梁山泊の意を受けた公孫勝の指揮下で、農民に扮して村々に潜入し、青蓮寺の間者を炙り出す囮の役割を果たす。
第3章 天機の星
公孫勝の命で石秀とともに二竜山へ向かい、かつての上官であった楊志と再会する。裏切りの理由を「人間として生きるため」と語って楊志と和解し、桃花山での兵の調練を引き受ける。
第4巻「道蛇の章」
第5章 天殺の星
楊志が二竜山で鍛え上げた一千の精鋭のうち、歩兵部隊の指揮を任されて梁山泊への合流を果たす。梁山泊の組織体系に組み込まれ、新たな軍制の下でさらなる調練に励むとともに、将来の官軍との決戦に備える体制を整える。
第6巻「烈火の章」
第3章 地狗の星
梁山泊に滞在していることが語られる。かつて武松とともに桃花山を訪れ、周通を捕らえた際のエピソードなどが回想の中で言及されるが、本編中での直接の面会シーンはない。
第7巻「烈火の章」
第3章 地周の星
梁山泊より双頭山の隊長として任命され、陶宗旺や李逵とともに山寨の防衛設備や石積みの強化にあたる。青州軍での経験を活かし、朱仝のもとで軍の調練や山寨の再構築に精力的に取り組む。時として無茶をやりかねない勢いを持つが、杜遷とともに軍の主力を支える。
第5章 地賊の星
梁山泊での軍議に参加し、祝家荘攻略に向けた戦略や官軍の不穏な動きについて首脳部と協議を行う。
第8巻「青龍の章」
第4章 地悪の星
双頭山の隊長として、総隊長の朱仝とともに二万の官軍を引きつける籠城戦に従事する。祝家荘を攻める梁山泊軍本隊が背後を衝かれないよう、大軍を釘付けにする防衛の要としての役割を担う。武芸の腕前以上に、長期の攻囲に耐えうる拠点守備の戦力としてその存在が言及される。
第9巻「嵐翠の章」
第1章 天空の星
双頭山の隊長として会議に参加し、組織全体の再編計画と新たな人員配置についての協議に加わる。
第2章 地佐の星
流花寨の副官として前線に赴き、負傷した林冲を収容するとともに、入山を志願した呂方たちの受け入れ態勢を整える。
第3章 地微の星
流花寨の地盤固めや石積みの作業を指揮し、青蓮寺の奇襲に対処した呂方からの詳細な報告を花栄らとともに聞き取る。
第12巻「天地の章」
第1章 地健の星
流花寨から花栄や朱武ら一行と共に、宋江の呼びかけに応じて梁山泊へ集結した。聚義庁での会議に呼ばれた上級将校の一人として、宋江の訓示を直接仰ぎ、今後の軍事行動に備えた。