宿元景(しゅくげんけい)

宋朝の高位官僚で梁山泊との交渉窓口となる人物。政治的な現実主義者として、腐敗した体制の中でも一定の良識を持つ。その立場が梁山泊と朝廷の間の複雑な関係を象徴する。

第3巻「輪舞の章」

第6章 地好の星

禁軍の有力な将軍として言及される。青蓮寺の袁明による戦略の中で、梁山泊を討伐し、あるいは外へと引きずり出すための実行部隊を担う将軍候補の一人として数えられている。

第4巻「道蛇の章」

第5章 天殺の星

禁軍の有力な将軍として、編制された五千の精鋭部隊を率いる指揮官候補の一人に数えられる。

第6章 天速の星

梁山泊側からも、禁軍の中で数少ない実力を持つ将軍として、童貫やその副官たちと並んで警戒されている。

第5巻「玄武の章」

第2章 地闘の星

袁明によって対梁山泊のための精鋭騎馬隊五千の指揮官に抜擢され、戦場での自由行動権を授けられる。腐敗した禁軍において稀な、実戦を厭わぬ苛烈な将軍として、青蓮寺の作戦の要に据えられる。

第3章 地会の星

元の三万の軍を副官に預ける変則的な体制を受け入れ、官軍最強の戦力として梁山泊への反撃を開始する。

第6巻「烈火の章」

第2章 地文の星

禁軍から選抜された精鋭五千騎を率い、梁山泊周辺の不穏な動きを制圧するために開封府から北へと出動を開始する。

第3章 地狗の星

双頭山の近辺を通過する際、圧倒的な軍容を誇示して梁山泊軍を威圧する。しかし、双頭山を「ただの賊徒」と見なして攻撃を仕掛けず、そのまま北京大名府へと入る。

第4章 天猛の星

北京大名府から二万の兵とともに梁山泊本隊への備えとして出陣する。林冲の騎馬隊と対峙するが、二竜山側での官軍惨敗の報を受けると、騎馬隊を殿軍として速やかに撤退する。

第7巻「烈火の章」

第1章 地伏の星

禁軍の将軍として五千の精鋭騎馬隊を指揮しているが、有効な出撃機会を与えられず待機状態にあることが会議で語られる。

第3章 地周の星

一軍の将として自身の判断で動く権限を持っているが、戦時下では童貫元帥の指揮下に入るべき存在として扱われる。聞煥章らから、騎馬隊を外に出して梁山泊討伐に活用すべき重要な戦力として期待される。

第8巻「青龍の章」

第3章 天富の星

禁軍の騎馬隊五千を率いて開封府から出動し、祝家荘戦線に参入する。独立行動権を主張して祝家荘の軍と連携せず、梁山泊軍の挑発に乗って野戦を挑むが、林冲や史進らの波状攻撃により完敗を喫する。

第4章 地悪の星

惨めな敗走の責任を感じて自裁しようとするが、童貫に止められ、元の部隊の指揮へと戻される。

第9巻「嵐翠の章」

第1章 天空の星

祝家荘戦における彼の敗北は、公式な損害の中でも最大規模であったことが李富の報告書で語られる。敗軍の将として禁軍内部で激しい批判にさらされ、政治的に窮地に立たされている。

第4章 地走の星

彼が祝家荘戦で見せた騎馬隊の運用は、梁山泊側で禁軍の基本的な戦法として詳細に分析され、警戒対象とされる。

第5章 地暗の星

高俅らによる政治的な糾弾が続いており、敗戦の責任を巡って禁軍内部の派閥抗争の火種となっていることが報告される。

第12巻「天地の章」

第4章 地蔵の星

趙安の口から、禁軍の中でまともに闘える数少ない将軍の一人として語られる。彼が率いる三万の軍は精鋭であり、梁山泊に対する本格的な総力戦において重要な戦力とみなされている。