任先(にんせん)
官軍の武将で梁山泊討伐に参加する将校。職務に忠実な正規軍人として、与えられた任務を遂行する実力者。
第4巻「道蛇の章」
第6章 天速の星
李富の部下として、江州の黄文炳から送られた使者に応対し、情況を報告する。宋江捕縛に際して梁山泊軍が介入してくる可能性を考慮し、禁軍などの援軍を動かすという李富の言質を得る。目的を達した証しとして李富から書きつけを受け取り、急ぎ江州へと引き返していく。
第6巻「烈火の章」
第2章 地文の星
李富の部下として青蓮寺で働き、楊志暗殺後の情勢分析や双頭山への対策に従事する。
第3章 地狗の星
李富から、呉用暗殺のために馬桂を鄆城へ送り込む任務を具体的に託される。旅芸人の一座に付かず離れずの立場で同行し、現地での諜報活動や工作の支援にあたる役割を担う。
第9巻「嵐翠の章」
第1章 天空の星
青蓮寺の李富の部下をまとめる実務担当者として言及され、滄州へ隠密調査に向かう沈機の仕事を引き継ぐよう命じられる。組織が拡大する中で、李富から事務的な処理能力や部下の統率力を高く信頼されている様子が伺える。直接的な戦闘には加わらないものの、青蓮寺の謀略を背後で支える中枢の一員として描かれている。
第12巻「天地の章」
第1章 地健の星
李富の有能な部下として、数年間にわたる北部の物流資料を分析し、柴進らによる闇塩の隠蔽工作を報告した。仕事に没頭しすぎて心身を削る李富を本気で心配し、聞煥章のように休息をとるよう進言する、情に厚い一面を見せた。